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角型避難ハッチ施工資料
鉄筋コンクリート工事などにおける角型避難ハッチ施工方法の一例
コンクリート同時打込工法
- スラブ型枠の上に、防火対象物より100mm程度(間隔が狭いと上蓋の開き不良の原因になります。)離れた位置で、ハッチ本体の固定爪に鉄筋を溶接して固定します。(鉄筋が届かないときは補強鉄筋を入れるなどして溶接します。)
- スラブ厚さに合せて、ハッチ底部にゲタをはかせる等の処置により、スラブ厚さに適応した高さに調整します。(最後のモルタル仕上面が、ハッチ本体枠の立上りを5~10mm程度確保するように調整して下さい。)
- コンクリート打込後、防水モルタル仕上を施しハッチ周囲をコーキングします。モルタル仕上がり面は水上側と水下側がありますので、水上側で②に記述した寸法を維持するように処置して下さい。(ハッチの蝶番部分がモルタルに浸かり上蓋が開かなくなるなどの障害が生じないための処置となります。)
後付工法
- ハッチ本体枠より少し大きめの貫通孔(コテが入る程度)をあけてコンクリートを打込み、型枠の解体後ハッチ側面の固定爪に鉄筋を溶接します。(鉄筋が届かないときは補強鉄筋を入れるなどして溶接します。)
- 貫通孔とハッチの隙間に防水モルタルを詰めた後、ハッチ周囲をコーキングします。シート防水を施す際には、ハッチの上枠の縁から内側に入れ本体側面まで立ち上げて下さい。モルタル仕上面はハッチ本体枠の立ち上がりを5~10mm程度確保するように調整して下さい。
鉄骨工事における取付方法
- デッキプレートにハッチ下枠寸法より少し大きめの開口を設けます。
- ハッチの両側の梁のH型鋼に、H-100×50程度の小梁をデッキプレートの開口にそわせて通しさらに、H-75×75×6程度のアングルを開口に合せて小梁に渡します。
- ハッチを上記鋼材・デッキプレート等に溶接して固定し、コンクリート打込後、防水モルタル仕上を施しハッチ周囲をコーキングします。モルタル仕上面は、ハッチ本体枠の仕上がりを5~10mm程度確保するように調整して下さい。
打込み姿図及びその他の注意
同時打込み姿図
ハッチ取付け後
ハッチ本体枠取付け後、ハシゴをハッチ本体側取付けボルトに固定して施工作業を完了いたします。
その他の注意事項
- 設置された避難ハッチの直下階に避難ハッチを設置される場合で、その位置がかなり近接する場合各避難ハッチの内側の端から600mm以上はなして設置して下さい。(ただし地域により上記寸法は多少異なりますので、事前に所轄の消防機関の適切な指導を受けて下さい。)
- 避難するときに避難ハッチを開けた状態でも、非常口の扉の開閉が行えるような位置に設置して下さい。
- 避難ハッチの設置位置から昇降地点に至るまでの空間に、障害となるもの(植木・物干竿・空調設備の屋外機等)を設置したり置かないようにして下さい。
- 設置位置はなるべくガラス面を避けて下さい。設置位置がガラス面にかかる場合は、防火対象物として金網入りガラスを使用された場所にして下さい。
- 狭いバルコニーでの使用には降下空間・操作面積を考慮して設置して下さい。
詳細データ、DXF・PDFデータの
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